防災ジオラマ

本質ポイント 視点変えポイント

地域防災力 見慣れた街もしもの街

段ボールジオラマキットを活用した
防災教育プログラムを通じ、
地域防災力の向上を図るプロジェクト。

防災ジオラマでは、自分が住む地域の歴史や成り立ちを“学び自分たちで備える”をコンセプトに、段ボールジオラマキットを活用した防災教育プログラムを通して、自分たちが住むところの地形や過去の災害の教訓、災害リスクを学び、自分の命は自分で守ること(自助)を身に付けることを支援しています。地域住民と一緒に、住み慣れた場所を今までとは違った視点で俯瞰し、地域の防災のあり方を考えることで、地域防災力を向上させるとともに、地域コミュニティの連携・活性化、次世代への伝承につなげていきたいと考えています。

実績

  • 参加人数

    286人

  • 実施回数

    10回

※2021年1月~2022年12月

活動レポート

    2021年12月16日|
    青森県八戸市

    段ボールジオラマの防災授業と、避難所運営の在り方についてい考えるワークショップの2部構成で実施し、地元住民の方や八戸学院大学の学生さんなど約40名に参加していただきました。
    前半、組み立てたジオラマにハザードマップのシートをかぶせると、比較的平坦な土地だからこそ再発見も多く、高低差によって浸水リスクの状況は大きく異なってくることを実感いただけました。
    後半は避難所パーテーション&段ボールベッドを組み立ててみたり、福島大学の天野先生による「さすけなぶる」のワークショップで避難所運営のあり方について参加者みんなで考えを出し合って課題解決の道を探りました。翌日は八戸市長を表敬訪問してジオラマと段ボールベッドの贈呈式。強化段ボールの丈夫さと寝心地の良さに感心いただきました。

    2022年7月24日|
    静岡県浜松市

    遠州鉄道の高架下を再開発した新川モールというイベントスペースで、初の屋外で開催をし、30名の方々に参加いただきました。
    今回のジオラマの舞台となった浜松駅周辺は、東半分は天竜川が作った平野部でほとんど平、西側はかつての天竜川が削った河岸段丘で、40mほどの高低差があるという特徴をもった地形。
    ハザードマップと照らし合わせながら、ジオラマを観察してみると、東側には洪水、西側には土砂災害、南側には津波のリスクがあることがわかりました。
    避難所の位置やその周辺のリスクなども確認したうえで、どんなタイミングでどう避難すべきか、避難所だけに限らず自宅や親せきの家など状況に応じて判断する必要があるね、と参加者同士意見を交わしました。

参加者コメント

  • 立体の地図を見ることで、思ってたより危険な場所が多いことや、安全な場所を知れて勉強になった。

  • 普段ハザードマップを見てと言われてもしっかり見る機会はなかったので、このようにしてちゃんと見たり体験できて良かった。

パートナー

  • 一般社団法人防災ジオラマ推進ネットワーク